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Elona PCC原寸コンバーター

ゲームでは使えない実寸PCC ②ふやけ ③ふやけとわかりにくいふやけ ④原寸用

① ゲーム内で実際に表示されるサイズに合わせて作った画像(96×160)
② ①をElona pcc Resizerで拡大した画像(128×192/ふやけ)
③ ②の気になる部分だけ手打ちで補正した画像(128×192/ふやけ補正済み)
④ ①の画像を原寸表示用に並べ直した画像(128×192/原寸)

128×192の領域内に実寸で描かれた従来型pccの他に、上記のような規格のものも差し替え用pccパーツになります。
そのまま本家Elonaで使えるものは②と③、④はヴァリアントの原寸表示で使うためのものです。
デフォ素材も含めすべて④に変えてから原寸で使うと、作るときにも使う時にも管理しやすくなります。

この④タイプに変換するためのツールが作られておりおすすめなので入手先を紹介しますていたのですが
元ツールが流れたためツール自体の再配布(転載)もこちらでさせてもらうことにしました。

原寸コンのダウンロード

ツール名
Elona PCC原寸コンバーター (v0.0.11)  ≫ 原寸コンをダウンロードする。
製作者様
Elona差し替え画像全般スレ その14の>>931様  ( 異形の森の名も無き使者 様)
元のDL先
Elonauploaderのup8673(http://www.elonaup.x0.com/src/up8673.zip) ※リンク切れ
ライセンス
GNU General Public License version 3

GNU General Public License の元で再配布は問題ないと判断したのですが何かあればお叱りのメールをお願いします。

バッチのダウンロード

紹介ついでに自作のバッチを配布してみます。これを使うとコマンドプロンプトを立ち上げる手間が省けます。
ツール付属のREADMEを読んでも使い方がよくわからない場合などにもお試しください。

DL
バッチをダウンロードする。

同梱したテキストの内容も下に載せておきます。フォルダ構成や名称などはあくまでも一例なので参考までに。

説明書

はじめに

Elona PCC原寸コンバーター用のバッチ集です。

挙動チェック済みですが自己責任で使ってください。
ツールの作者様とはまったく関係がありません。
サンプル画像もいれておいたので不安だったらそちらで試してください。

手順

  1. Rubyをインストールする。  http://www.ruby-lang.org/ja/downloads/ https://rubyinstaller.org/
      Add Ruby~のオプション(Rubyに自動でpathを通す設定)はオンにする。
  2. Elona PCC原寸コンバーターのelonapcc.rbとzipの中身を同じ場所におく。
  3. 変換したい画像をサブフォルダの中に入れる。特殊なことをしないならば128×192(ふやけ)の中へ。
  4. 必要に応じて.batの""内のフォルダ名やオプションをメモ帳などで書き換える。
  5. .batファイルをダブルクリックして実行する。

バージョン0.0.11の場合はこんな感じになるはず。
 up8673 /
 |     elonapcc.rb
 |     bmpimage.rb
 |     README
 |     LICENSE
 |     128×192(ふやけ)→128×192(原寸).bat などの各種バッチを入れる ☆
 |
 +---128×192(原寸表示用)/ 各種pcc画像を入れる ☆
 |
 +---128×192(ふやけ)/ 各種pcc画像を入れる ☆
 |
 +---96×160/ 各種pcc画像を入れる ☆

詳細

#elona付属pcc→保存用96×160.bat
 #ruby elonapcc.rb -e -n -o "保存用96×160" "D:\elona\graphic"
  #elonaのgraphic内既存pccを96×160に一括変換・上書き禁止。パスは一例なので要書き換え。

#elona付属pcc→原寸用(新graphic).bat
 #ruby elonapcc.rb -n -o "新graphic" "D:\elona\graphic"
  #elonaのgraphic内既存pccを原寸表示用に一括変換・上書き禁止
-------------
#128×192(ふやけ)→96×160.bat
 #ruby elonapcc.rb -r -e -o "96×160" "128×192(ふやけ)"
  #通常表示用のpccを96×160に変換。ElonapccResizerにおける縮小変換と同じ処理ですがまとめて実行できるから非常に便利。

#96×160→128×192(ふやけ).bat
 #ruby elonapcc.rb -r -e -o "128×192(ふやけ)" "96×160"
  #96×160なpccを通常表示用のpccに変換。ElonapccResizerにおける拡大変換と同じ処理。
-------------
#96×160→128×192(原寸).bat
 #ruby elonapcc.rb -r -o "128×192(原寸表示用)" "96×160"
  #96*160なpccを原寸表示用のpccに変換。

#128×192(ふやけ)→128×192(原寸).bat
 #ruby elonapcc.rb -r -o "128×192(原寸表示用)" "128×192(ふやけ)"
  #通常表示用pccを原寸表示用のpccに変換。おすすめ。
-------------

一般的には「128×192(ふやけ)→128×192(原寸).bat」だけあれば事足りると思います。
あとは用途に応じてお好みで。

うまく動かないときはフォルダ名などに余計なスペースが挿入されていないか確認してみると解決するかもしれません。
相対パスで書いていますがコマンドプロンプトに貼り付けて使う場合はフルパスにしないとたぶん動きません。

★躓きやすいポイント//ファイル名は頭がpcc_でなければいけない。pngは非対応。batはutf-8ではなくsjisで保存する。
 2023年1月時点での最新安定版Ruby3.2.0+win10環境下では動かなかった。3.0.5などの古いバージョンを使うと良い。

・ゲームを立ち上げながら作りかけのファイルを調整したり確認する時には出力先をelona\graphicに設定したバッチを用意しておくと便利です。
 ドット打ち→96×160フォルダ内に直接使える名前で保存→バッチ実行→ゲーム上で確認→微調整→上書き保存→…以下ループ。
 本家Elona用にふやけ画像として出力する場合は-eオプション追加で。
※縮小表示用素材化させる予定のない原寸表示用素材を直接作る場合には、関係のない話です。
-------------
#96×160→Elona_graphic(原寸).bat
 #ruby elonapcc.rb -o "D:\elona\graphic" "96×160"
  #96*160なpccを原寸表示用pccに変換してElonaのgraphic内へ。既存pccに上書きあるいは新規作成。
-------------

・ふやけという表現はツール作者さまが使っていたのがしっくりきたので拝借しました。
需要があるなら原寸対応版素材も配布しようかと思ったのですが
 使いたい人は各自変換してくれるだろうと判断してこのページを作りました。

aboutページにて対応版素材配布はじめました。

・ツールを探している人がいた場合うちのサイトのことには触れずに、あるいはぼかして、ここからダウンロードしたものをさらに
 ロダやまとめサイト掲示板の補完スレなどに転載し独立した環境で紹介、という形をとってもらえるとありがたいです。
 検索避けされていない場所から直接誘導するのはやめてください。
 このページで再配布しているup8673.zipの内容物に関しては元ファイルから手を加えていない状態です。

オプション早見

-r
再帰的にサブフォルダ内を検索
-h
出力画像のヘッダ長を固定する。詳しくはREADMEで
-e
Elona pcc Resizerの様な事をする
-n
既存ファイルの上書き禁止
-o
出力先フォルダ を指定(指定なしの場合カレントフォルダに出力)
-v
メッセージを表示
-debug
デバッグ用メッセージを表示

128×192 原寸用素材から128×192 縮小用素材を作る方法

この変換はツールでワンタッチで行うことはできないので少し手間がかかります。
あまりやらない改変だとは思いますが自分用メモも兼ねて手順を書き記しておきます。

まず128×192の原寸用素材を1フレーム24×40の96×160雛型に合わせるように配置を調整します。
(当然サイズ内に収まらないものも出てくるのですがそれは諦めるか手打ちで改変します。)
慣れてきたら次の手順で配置を移動するだけでOK。

tips17

全体を8pix上に→2~4段目を8pix上に→3~4段目を8pix上に→4段目を上に8pix上に。
全体を4pix左に→2~4行目を8pix左に→3~4行目を8pix左に→4行目を8pix左に。

後はElonaPccResizerか原寸コンに通し128×192 縮小用素材に変換すれば完成です。

配置調整は各フレームから上8pix左右4pix取り除くのが目的なので画像編集ソフトを使うのも手です。
「ウディチップビューア」が使いやすかったのでおすすめですが少しテンプレを改変する必要がありますツクール→XP規格のテンプレがそのまま使えました。
私はこんな感じのテンプレ(フォーマット)に書き換えて使っています。加工ありなしでテンプレを分けて作っておくと便利です。



余白追加はプレビュー用のおまけです。実際に使うときは余白の色の手動処理が必要になります。設定で変えられのるかよくわからず。
画像出力→全てトリミング出力、で一括変換も可能。
config.xmlで出力先もあらかじめ作業しやすい場所に指定しておくのがおすすめです。

例:
 枠内に収まりそうな原寸用素材を用意(今回使ったのはpcc3ページのpcc_cloth_kapp2006_g.bmp)
→96×160に縮める(ウディチップビューアでトリミングしてpng出力)
→A:bmpに変換してからEpRを使って本家用縮小用素材に変換して非劣化減色(または原寸コンで96×160→128×192(ふやけ).batを実行)
 B:pngのままbmpに変換してから原寸コンでMMAh用縮小用素材に変換
 96160カッパ A:mmah縮小用カッパ B:縮小用カッパ

MMAh用の縮小表示用PCC画像を改変原寸コンで作る方法

こちらのメモも未来の自分あてに書いている側面が大きいです。私はRubyが全く分かりません。
自身の環境で挙動は確認しましたが、自己責任でお願いします。
サイト内関連ページ:pccの欠ける部分について

1.元のelonapcc.rbをコピペして適当な名前を付けてからメモ帳等で改変させてもらう。私はelonapccmmah.rbとしました。
 改変箇所は下記の2点。
・読み飛ばす座標をMMAh式に書き換える。(仕様が変わった場合は気合と根性で自力調査してください。)
≪変更前≫

≪変更後≫

・96×160からのEpR系拡大処理において1か所だけずれる箇所が生じるので、原因と思われるx座標の処理を一か所書き換える。
 明らかにこの記述は正しくないとわかるのですが動けばOKの精神で下記のように書き換えました。
≪変更前≫

≪変更後≫


2.96×160→128×192(ふやけ).batをコピペして適当な名前を付けてからメモ帳等で改変する。
≪変更前≫

≪変更後≫


3.96×160フォルダ内に96×160pxのPCC原型を入れてから2で作ったbatをクリックすればMMAh版ふやけpccの出来上がり。
  batと同じ階層の128×192(ふやけ)mmah というフォルダ内に出力されます。
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EExの作者さんが本家縮小用⇒MMAh縮小用変換用ツールを作ってくれたようなのでこれからの人はそちらを使うと楽だと思います。
ツール名はElonaPcc 122toMMAh。Elona Extender 開発室(https://www.elona-extender.com/)のElona用ツールのページのリンク先から入手可。